先週、CHFJPYで2回損切りになりましたが、今週はUSDCHFの買いエントリーを行い、仕返しをしてやりました笑
FXのチャートパターンにウェッジというものがあります(FXに限らないか笑)。
一般的なウェッジでのエントリーは、2、4点目のトレンドラインのブレイクアウトかもしれないですが、僕はウェッジの5点目をつけた後に、買いで入りました。
ウェッジが何を意味しているのか?を理解する
ウェッジの5点目からのエントリーというのは、逆張りの部類に入ります。
基本的に僕はエリオット3波狙いなので、普段逆張りはしていないのですが、理想的なウェッジのチャート形状だったので、入ってみました。
エントリー時のUSDCHF4時間足チャートを見てみましょう。

チャート左端からの斜めのラインは日足レベルでのトレンドラインです。
トレンドラインと同じ角度=平行に下側にチャネルを引いてみると(赤のラインです)、安値の更新の角度が鈍っているので、チャネルにプライスが全く届いていないのが分かるかと思います。
本来はチャネルの中でプライスが動いていくはずなのに、安値がチャネル下限に届かなくなってきている。
それは何を意味するのか?
簡単です。
売りが弱まっているということです。
だから、そろそろ転換してもおかしくないんじゃないの?ということを根拠にして、5点目からエントリーしていくわけです。
ウェッジの理想形とは?
チャートパターンとしてのウェッジの理想形は…
- チャネルに到達しない1、3、5点目の間隔が、大体等間隔になっている
- トレンドライン上に2、4点目がある
- 買いを狙う場合の4点目は、1点目より上にある(売りを狙う場合は逆)
- 1、3、5点目のそれぞれのMACDを見比べて、ダイバージェンスしている
MACDのダイバージェンスは結構重要かもしれません。
また、値動きの波にフィボナッチエクスパンション(FE)やフィボナッチリトレースメント(FR)を合わせて、5点目がFEやFRのどこかと一致していると、より精度が上がると思います。
今回の場合は、週足の上昇の波のFR76.4のほど近くではありましたが、根拠にはなりませんでした。
むしろ、5点目を付けたけど、76.4まで落ちて行くかな?と思ったくらいです笑
ただ、ウェッジの理想形の全てを満たした状態で、実際に上昇し始め、15分足のMACDがゴールデンクロスしたので、買いエントリーしました。

エントリー時のツイートはこちら。
ストップは25、ターゲット1は50に設定しました。
ウォルフラインをターゲットに使う
さて、ウェッジの5点目からエントリーした場合、ターゲット2以降はどこをターゲットにするのでしょうか?
それは…
1→4に引いたライン=ウォルフラインをターゲットにする、ということです。
1点目と4点目の落差があればあるほど、角度が急になりますので、ターゲットも遠く設定できる=大きい値幅を狙える可能性があります。
とはいえ、時間もかかりますし、抵抗になってくる価格帯が出てくることも事実です。
分割決済したりターゲットの微調整が必要
僕が好きな3波狙いなどと違って、エントリー時点では、残念ながらFEを使ったターゲット設定が出来ません。
日足や週足のMAがウォルフラインの手前にある場合は、抵抗となることが予想されますので、分割決済していくのがよいと思います。
今回の場合、もし順行して、50pipsで分割決済した後は、ウォルフラインの手前に日足EMA20がありますので、そこでも分割決済する必要があると感じていました。

これは実際に順行し、TG1(50pips)で利確した時のチャートです。
赤いMAはほぼほぼ日足のEMA20なので、この手前をTG2に設定、そしてウォルフライン手前をTG3に設定しました。
その後、時間経過で日足EMA20も降りてきたので、TG2を微調整し、74pipsで利確しました。
また、順調に5点目から上昇(もしくは下降)して波を作り、チャネルも形成した場合には、FEを使ってターゲットを再設定したり、またチャネルの上限下限にターゲットを再設定するのもよいかと思います。
順行した場合はトレンドフォロー戦略で別エントリーが可能
さて、ウェッジ5点目からのエントリーや利確のターゲットについてお話ししてきました。
最初に、このウェッジ5点目からのエントリーは逆張りである、ということをお伝えしたかと思いますが、順行した場合は、その後トレンドフォロー戦略を取ることが出来ます。
それはなぜか?
順行した場合、ウェッジの2、4点目を通っているトレンドラインをブレイクしてるはずで、その後の押し目買い、戻り売りを狙えるから、です。
トレンドラインブレイクの波を1波と見て、調整の2波はスルー、そしてフィボナッチリトレースメント50から61.8で押し目買い、戻り売りを行い、3波を取りに行く、ということです。
今回、順行したので、FR61.8で押し目買いを実際にしています。
そちらはまた改めて。
まとめ
- チャネルに到達しないという弱さを狙いに行くのが、ウェッジ5点目からのエントリーの根拠になる
- 1点目と4点目を結んだウォルフラインがターゲットになる
- その手前に上位時間足のMAがある場合には、分割決済するのがよい
- 順行した場合は、その後、トレンドフォロー戦略で追従できる
ではまた。