USDJPY上げまくりましたね。今週は狙っていた通貨にうまくエントリー出来なかったり、逆に狙ってなかった通貨にエントリーしてすぐ取れたり、なかなか面白い週ではありました。
さて、狙っていた通貨でエントリー出来なかった通貨というのは、EURUSDです。先週の終わりの時点ではないのですが、こちらのチャートを見てください。

この時点でチャートを見たら、あなたは何をして、どう判断するでしょうか?
チャネルとフィボナッチエクスパンションを引いてみる
僕ならまず、チャネルとフィボナッチエクスパンションを引きます。

この状況から分かることは、
- チャネルの上限に来ていて、なおかつ①②③で引いたフィボナッチエクスパンションから割り出されたFE100にほぼ到達している。
- よって、エリオット波動の3波は終了する可能性が高い。
- 4時間と日足の移動平均線=EMA20と大きく乖離している。
ということは…?ここで買うという選択肢は、絶対にありません。下落して、調整4波の動きになる可能性が高いからです。
あり得るとしたら、調整4波ねらいの逆張りで、順張りの買いは、この時点では絶対にしてはいけません。
どこまで押すか?を図るために、フィボナッチリトレーメントを引く
調整4波が来るとしたら、次の押し目はどこか?を探るために、フィボナッチリトーレスメントを引く必要があります。

③から④にフィボナッチリトレースメントを引きます。
綺麗な5波が出るとすると、4波は3波の38.2くらいで終了し、上昇に転じて5波がスタートするのが理想です。
その位置というのは、実は大体②の高値と一致するんですよ。②の高値を割るほどに4波が押してしまうと、5波が出たとしても、そこまでの伸びは期待できない、とも言えると思います。
僕はこの5波狙いってあまりやらないんですが、もし4波の調整が終わった後の5波を狙いに行ったとしたら、どうなるか?ってのをチャートを進めてみましょう。

エントリーの段階になったら、僕は15分足でタイミングを計ることが多いです。
実際に38.2戻りのゾーンでどうなったかってのが、上のチャートです。
38.2から50のゾーンでMACDがダイバージェンスを起こして、ゴールデンクロスしていますね。4波が終了→5波の動きを取りに行くとしたら、僕はここでエントリーすると思います。
ストップは、ダイバージェンスを起こした安値の下、ターゲット1はその倍のpipsのところ、ターゲット2は①②③で引いて割り出したFE161.8の下に設定すると思います。
その後、動きはどうなったでしょうか?

残念ながら損切りになったでしょう笑。
だから、僕5波狙いって嫌なんですよ笑。もちろん5波がグイグイ伸びて行くこともありますが、僕はトレンド転換後の3波狙いがわかりやすくて、好きなんですよね。
まとめ
- チャートを見たら、とにかくチャネルとフィボナッチエクスパンション、リトレースメントを引いてみる。
- 今、どの波なのか、そして移動平均線とは近いのか、乖離があるのかを見る。移動平均線と距離がある場合は、順張りであっても、エントリーしてはいけない。
というわけで、このチャートの5波は失敗に終わりました。この後どうなったかは、また次回やりましょう。